息子、車に轢かれる⑥~保険手続き~
事故が起きたり、
けがや病気などで入院をした場合、
加入する各保険会社への連絡が必要になります。
今回は、息子が交通事故に遭ったケースなので、
お相手が加入する保険会社の担当者と、
自分が加入する保険会社の担当者と、
両方とのやり取りが必要になりました。
相手方の保険会社
初期対応
まずは、事故当日にお相手の自動車保険会社から、
事故のお見舞いと今後の流れについての
連絡がありました。
車同士の事故であれば、それぞれの保険会社の
担当者間で話が進められますが、
人身事故の場合は、弁護士を依頼しない限り
直接担当者と話をしなければなりません。
初期対応後、正式な担当者が決まってから、
改めて連絡があるとのことでした。
治療費等の支払いについて
正式な担当者から連絡があり、状況等の確認後、
健康保険で治療費を
支払ってもらえないか
と言われました。
交通事故などで医療機関にかかった場合、
処置や入院などで治療費が高額になります。
そこで、
かかった費用を健康保険で3割負担することで
最終的にこちらへ支払われる慰謝料がその分増える
というお話でした。
もちろん、保険会社も営利企業なので、
本音としては、支払う治療費を抑えたいという
意図があるのだと思います。
一応ネットで調べてみると、
事故の場合、健康保険を使うことは可能で
過失割合によって自己負担を抑えられるなどの
メリットもある とのこと。
いずれにしても、入退院手続きをするために
一度病院に行かなければならなかったため、
併せて健康保険証と自治体が発行する
特別医療費受給資格証を提示し、
健康保険での支払い手続きを
進めることにしました。
第三者行為による傷病届
病院の支払窓口の担当者から連絡があり、
事故での利用許可を取ってほしい
とのこと。
結論としては、自治体の医療費助成は
事故の場合は使えませんでしたが、
健康保険の場合は所定の手続きをすることで
利用可能という回答でした。
交通事故により治療費を健康保険で支払う際、
「第三者行為による傷病届」という書類と共に、
警察で「交通事故証明書」を取得して提出する
必要があるそうです。
申請にかかる書類の準備など、
現地代理店担当者が整えて下さるとのことで、
あとは全てお任せすることにしました。
治療費の支払については、当初、
窓口で一時立て替える予定になっていましたが、
最終的に、病院から保険会社へ直接請求の方向で
話がまとまりました。
休業補償
この度の事故で、仕事を休んで有休消化した分、
休業補償していただけるとのこと。
休業証明書を職場から発行してもらい、
前年度の源泉徴収票の写しを添付して提出後、
算定されるそうです。
また、勤務再開した後に、状況によっては
時間給消化をした場合でも
補償対象になるとのこと。
この点については、大変有難いと思います。
事情が事情なだけに、
快くお休みさせてもらっていますが、
人員を考えると、迷惑をかけているのは事実。
勤務再開する時には、職場への感謝も忘れず、
またできる限りの範囲内で
しっかりと働きたいと思います。
自分の保険会社
加入している保険で、
事故による補償が適用される保険は、
③傷害保険(ぜんち共済)
お相手の保険会社とやり取りをしながら、
こちらはこちらで手続きを進めました。
自動車保険(人身傷害保険)
ちゃんと安くてちゃんと安心
というフレーズに惹かれて契約した
セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」
s-hua.hatenablog.com
人身傷害保険の補償範囲で、
家族の場合であっても、歩行中や自転車搭乗中の
自動車事故が補償されます。
過失割合に関わらず、治療費や休業損害、
精神的損害といった損害に対して、
基準に基づいて実際の損害額が補償される
という記載はありますが、
実際には、お相手の保険会社から補償されるため、
現時点でお支払いするものは
ありません
という回答でした。
医療保険(コープ共済)
子ども向け共済で、月掛金が1,000円の
「J1000円コース」に加入しています。
コープ共済に加入するためには、
まずは、お近くの生協(生活協同組合)の組合員に
なる必要があります。
実際に生協の利用はしていませんが、
コープ共済に加入したくて組合員になっています。
電話をしたところ、提出書類に
診療報酬明細書の写しを添付して請求します。
電話をした数日後には書類が届き、
準備が整い次第、手続きをしていきます。
傷害保険(ぜんち共済)
去年から、発達障がいに対応している
ぜんち共済の「こども傷害保険」に
加入しています。
発達障がいだけでなく、知的障害やダウン症など、
満5歳~満18歳までの
特別支援教育を必要とする方であれば、
だれでも加入できます。
補償内容としては、
・個人賠償責任補償
・権利擁護費用補償
・ケガの入院・通院補償
他者に対する傷害や、不慮の事故などに
対応するために加入した保険ですが、
今回初めて請求することになりました。
こちらも、診療報酬明細書の写しを添付して
手続きしてします。
さいごに
わたし自身も分からないことがたくさんある中、
事故直後から色んなことを
同時に進めてしまったので、
すっかりくたびれてしまいました。
それでも、事故に遭った時の手続き方法について
学べたことはよかったかな、と思っています。
もしもの時の備えとしての保険ではありますが、
実際に、事故や病気で保険金請求することは、
手放しで喜べることでもありません。
元の身体に戻らなかったり、
場合によっては死に至るようなケースを
考えると、ただお金が入ればいいわけじゃない。
もちろん、日常生活を支えたり、
精神的苦痛を少しでも和らげるための
保険金ではあるのですが、
本来であれば、請求しない生活を送れることが
幸せだと思いますし、
何よりも、健康に代わる財産はないんだろうな…
と思っています。