楽しく生きる ~米津玄師「パプリカ」スペシャルインタビュー~
NHK「みんなのうた」8-9月の歌として、米津玄師がセルフカバーした「パプリカ」が放送されています。
Foorinが歌う「パプリカ」とはまた違うアレンジされた「パプリカ」です。
今朝は、スペシャルインタービューが放送されました。
なぜこうも惹きつけられるのか。
その魅力は、単に歌が上手い、というだけではなく、その言葉選びであったり、独特な表現の仕方にあるのだと思います。
一見したら、わかりにくい言い回しなのかもしれない。
それが、感覚的に刺激される、というか。
きっと、わたし自身の中にある「人とのずれ」みたいなものが強く共鳴しているような。
ご自身が「高機能自閉症」であることを公表されていますが、その持ち合わせている特性は、大きな才能の「原石」
その原石は、障がいあるなしにかかわらず、その人そのものであり、磨けば磨くほど輝くことができる可能性を秘めているものです。
インタビューの最後に、夢に向かってがんばる子どもたちに向けてのメッセージ。
明確に一つ目標を持つ
それに対して その目標のために頑張っていくというのは
すごく健全なことだとは思うんですが、
目標を持つことと それに向かっていくこと
どっちが大事なのかといったら
向かっていくことの方が全然大事だと思うんですよね
向かっていく最中は 没頭できるというか
我を忘れることができる
そうやって向かっていくにつれて
いろんな周りの人間たちとかとうまく生きていく
すべを得ると思うんですよ
どこかに向かっていこうとすることが いちばん大事であって
それに対して夢というのは ただの付随物でしかない
だから
楽しく生きることですね
楽しむこと
没頭して何もかもにも全部フワッとなる瞬間が1個ある
それに没頭するためには楽しむ必要がある
楽しく生きていくというのが いちばん大事なんじゃないですかね
そうやって生きていくことによって
将来のあなた自身を励ましてあげてください
素敵なメッセージです。
楽しみながら何か一つのことに向かって没頭することで、その人にとって楽しい人生につながる。
それが結果として、「夢が叶う」という形になる、ということでしょうか。
もう一つ、当事者としてのメッセージとも受け取れました。
そうやって向かっていくにつれて
いろんな周りの人間たちとかとうまく生きていく
すべを得ると思うんですよ
まっすぐに向かっていけば、自分のことをわかってくれる人は必ずいるよ。
自分の居場所や、生きやすい方法が、いつかきっと見つかるよ。
子どもたちだけでなく、
すでに大人になったわたしたちにとっても、大切なこと。
今からでも遅くない。
楽しく生きていこう。