「事実」だけに目を向けないで
昨日の一件。
学校での居眠り防止のためにも、昨夜はいつもより早く寝かせました。
一人でゆっくりお風呂に入りながら、落ち込みの理由を考えてみました。
確かに、畑に入ったことはよくないこと。
でも、そこには理由がありました。
息子とお友達は、クラスの生き物係になっていて、モンシロチョウの幼虫や、川でとったエビを学校に持って行き、みんなで観察をしています。
その日の朝も、目に留まったモンシロチョウを捕まえて、学校に持って行こうとしたのだとか。
ただ、捕まえることに夢中になってしまい、お友達の声掛けにも応じず、一人置いて行かれてしまった状況だったようでした。
何か起こると「事実」だけに目が向けられ、理由や背景はおざなりになってしまう。
川崎の殺傷事件。
かつて住んでいた町で起こった事件が、連日報道されています。
発達障がいのある子どもを育てる親は、少なからず、
「迷惑にならないように育てなければ」
そんな思いに押しつぶされそうになりながら、日々子育てをしています。
発達障がいは、脳の機能障害であり、親のしつけが原因ではないのに、何かあれば育て方を否定されるような発言に、これまでも心を痛めてきました。
畑に入ったこと=迷惑
わたしには、そう言われているように聞こえてしまいました。
どんなに頑張って育てても、畑に入った事実だけを取り上げられ、息子の気持ちは置き去りのまま。
色んなことがリンクして、気分がどーんと落ち込んだのだと思います。
しかし、自分の感情と向き合うことで、気持ちは落ち着きます。
息子には、登校時の待ち合わせ場所はしっかりと決め、登下校のルートを外れないよう伝えました。
昨日のことはもう終わり。
ぐだぐだ言ってもしんどいだけ。
何を思ったのか、突然、
「新しい元号は"令和"です」
とホワイトボードに書いて、菅官房長官の真似をして見せてきました。
あなたのそういうところ、おかあさんは好きだよ。