努力は必ず報われる

競泳女子の池江璃花子選手。

昨日の日本選手権１００ｍバタフライで、
見事優勝されましたね。

手に汗を握りながらテレビ中継を観ていて、
ゴールしてタイムを確認した瞬間、
こぶしでプールの水面を叩いた姿に
思わず涙が溢れました。

優勝インタビューの中で
「自分がすごくつらくて
　しんどくても、
　努力は必ず報われる」
というコメント。

体現したからこそ響く
実に、重みのある言葉だと思います。

以前より、
「目標は２０２４年のパリ五輪」と
おっしゃっていましたが、
タイムが４００ｍメドレーリレーの
派遣標準記録を切ったため、
東京五輪代表入りが内定しました。

残り３種目残っているそうですが、
個人で出場となれば、
周りは期待してしまうもの。

これほどにまで、
日本中に感動と勇気を与えた
池江選手の泳ぐ姿を見たい気持ちは
当然ながらある一方で、
まだまだ体力面でも回復途中であり、
自分の身体の声を聴いて、
決して無理はしてほしくないな…
というのも本音。

わたしの弟は、わずか４歳で
池江選手と同じ
「急性リンパ性白血病」と診断され、
９年間の闘病の末、１３歳で旅立ちました。

放射線治療で髪は抜け落ち、
吐き気や頭痛など、
想像を絶するような治療をする姿が
池江選手と重なり、
その辛い日々を乗り越えられた強さに、
胸が熱くなってしまいます。

今の池江選手からは、
病気の方が逃げて行くくらいの
強さがあるし、
死を身近に感じたからこそ、
「いつ死んでも悔いがないように、
　出来ることは全てやりたい」
という気持ちもあるかもしれません。

この先も体調の安定を最優先にしながら、
とにかく、まずは生きて欲しい。

その先に、力強い泳ぎを
見れることを心から祈っています。