令和元年の観音初参り
寺社巡りを始めてから今年で4年になりますが、心がざわざわした時や、ちょっとしんどいな、という時にお参りするお寺があります。
このところ、仕事も忙しすぎてバタバタすることが多く、午後休の日も受診やら何やらで自分の時間が作れない日が続いています。
夕方の療育センター受診まですきま時間ができたので、リセットも兼ねて、久しぶりにお参りしてみました。
ちょうど今日は、5月17日。
令和になって初めての観音様ご縁日です。
新緑の5月に訪れるお寺は、一年を通して一番好きな季節。
長い参道の脇に流れる水の音を聞きながら、お出迎え観音さまにご挨拶。
青と赤の紅葉が風に揺れて、木々の中から鳥のさえずりが聞こえてきました。
喧騒から離れ、一人参道を歩く時間も、ゆったりとした癒しのひとり時間です。
本堂にたどり着くと、十一面観世音菩薩さまに手を合わせて、日々過ごせることに感謝。
「厄払いの寺」としても知られるこのお寺は、中国観音霊場の一つでもあり、令和元年の期間限定で特別御朱印が授けられるとのこと。
すでに専用の差込式納経帳に御朱印は拝受していますが、令和になって初めての観音様ご縁日にお参りできたこともご縁なので、有難く拝受しました。
御朱印と言えば、新元号が入った特別御朱印をネットオークションに出したり、暴言やマナーの悪さで御朱印を中止する寺社も出ています。
実際この日も、観光客とみられる数人の団体が本堂に入って来るや否や、観音様に手を合わせることもなく受付へ行き、御朱印帳を出されました。
大きな声で、お連れの女性に対して「朱印帳!朱印帳!」と呼びかけるのは、若い人でもなく50~60代とみられる男性。
ここへ何しに来られたのかと、とても悲しい気持ちになりました。
御朱印は、神様仏様の分身です。
単なる記念スタンプではありません。
オークションに出すなど、もっての外です。
真摯な気持ちで神仏に向き合い、御朱印の意義を理解した上で拝受する参拝者がいる中、一部の方の非常識と思われる言動により拝受できなくなることは、非常に残念です。
少しモヤモヤも残りましたが、それでも十分癒されたので満足。
夕方の受診後は、学校で面談です。
どうかな。どうなるかな。ドキドキしています。