突然の「死にたい」発言に、どう対応する?
先週、寝る間際になって、息子が突然言いました。
「生きるのがつらい」
「死にたい」
そうか…
子供が「死にたい」と言った時、親はどう対応するか。
うろたえることはありません。
とにかく、冷静に対処します。
わたしがとった対応は3つ。
まずは、話をしっかりと聞く
「死にたい」くらい、今、つらいんだね。
その気持ちをいったん受け取めてから、
なにが「つらい」のか。
どうして「死にたい」のか。
理由を一つずつ、丁寧に聞いていきます。
決して、話すことを否定したりしてはいけません。
安易なアドバイスも逆効果です。
できないことを無理にやらせない
正直、今の小学生は、忙しすぎるように思います。
学校に行って勉強するだけでも大変なのに、
塾に行ったり、いくつも習い事をしたり。
忙しすぎる小学生は、心を壊しやすいと聞いたことがあります。
「おかあさんは、たとえ0点でも怒らないから、心配しなくて大丈夫」
「できることをやればいい」
「死にたい」発言は、自己肯定感の低さから来るものだったため、
できないことを無理にやらせたり、責めるよりも、できたことを褒めました。
抱きしめる
しっかり抱きしめる。
これは、とっても大事なことかもしれません。
我が家では、「朝の儀式」がありますが、ここに「夜の儀式」も追加。
朝は、いってらっしゃい=「応援してるよ」はげましのハグ
帰宅後は、おかえりなさい=「よく頑張ったね」ねぎらいのハグ
その上で、学校に状況を連絡し、息子の話を聞いてくれる先生に
しっかり話を聞いてもらいました。
幸い、息子は自分で発信ができたので、すぐに対応ができましたが、
子どものSOSは見過ごさないことが大切です。
子どもも、毎日、学校で嫌なこともある中で、一生懸命頑張ってます。
思春期になると、話をしてくれなくなるかもしれませんが、
「我が家」は安全で、安心できる場所でなければいけません。
おいしいご飯を食べさせて、
しっかり抱きしめて、
いつも味方であることを伝える。
背中は、感情の高ぶりを受けやすい場所なので、
さすってあげると、ストレスホルモンが低下して、
情緒が安定し、落ち着くそうです。
息子は、翌日にはケロッと復活して、いつものおバカなお調子者に戻りました。
とはいえ、根本的な解決には至っていないので、学校・放デイ・相談支援を含めた関係者会議は、日程調整して開催してもらうことにしました。
「たくさんの人が、あなたのことを考えてくれているんだよ」
何かあっても、一人じゃない。
それが、息子にとって、大きな支えになってくれると思っています。