子どもをいっぱい抱きしめよう
昨日、一触即発しそうな会議を終えて、よれよれになって帰宅。
いつもよりだいぶ遅くなってしまいましたが、モヤモヤしたまま終わりたくなかったので、ある程度納得できるところまで話をしてから帰りました。
完全に消化はできてはいませんが、できるだけのことはやった。
とりあえず、やってみて、ダメならまた考えよう。
しばらくは、悶々とした日々が続きそうです…、
遅くなってごめんね。
そう言ってドアを開けると、
「お母さん、これ見て!!!」とスマホ片手に指文字で手話を見せてくれました。
お・か・あ・さ・ん・だ・い・す・き
わたしが帰って来るまで、一人で練習して待っていたのです。
じわ~っと泣きそうでした。
息子は、なんの前触れもなく、思い付きなところもたくさんありますが、どんなに怒ったり喧嘩したりしても、言葉や手紙で「だいすき」というメッセージを伝え続けてくれています。
大人げないと思いながらも、息子に聞きました。
「お母さんは怒ったりするのに、どこが好きなの?」
「おれを、抱きしめてくれるから」
ああ。
「抱きしめる」って、子どもにとって、こんなにも大切なことなんだ。
抱きしめることで、自分は愛されている、って感じてくれているんだ。
息子は、自分から「抱っこして」と言ってくることもよくあります。
忙しいときは、「あとでね」と流してしまいがちですが、数分、数秒でもできる限り応えています。
疲れて遊んでやる気力がなくても、抱っこならどこででもできる。
何より、タダだもの。
赤ちゃんの頃は、当たり前のように抱っこしていたのが、だんだん大きくなるにつれて、しなくなることも多いかもしれません。
お互いに恥ずかしかったりすることもありますが、それでも、子どもにとって、親に抱っこされたり、抱きしめられることで、気持ちが落ち着いたり、ストレスが解消されることはあります。
親のぬくもりを感じ、自分が愛されていることを感じる結果として、心の安定や自己肯定感につながっているようです。
と言いながら、息子を抱きしめて癒されているのは、実はわたしの方なのかもしれません。
オキシトシン=幸せホルモンがいっぱい出ているんでしょうね。
「朝の儀式」も続けています。
あと何年か分かりませんが、本人が「もういいわ」と言ってくるまでは、この儀式と共に、抱きしめてやろうと思います。