「ストラテラ」ジェネリック服用へ
ADHD適応薬「ストラテラ」の内用液を服用して、1年2か月になります。
限度量いっぱいの処方ではなく、現在も維持量として1日6.8ml(朝夕各3.4ml)を継続して服用しています。
ストラテラを飲んでいることは、かかりつけ小児科に隣接する薬局の薬剤師さんにも伝えていたのですが、この春から新しく来られたと思われる薬剤師さんが、声をかけて下さいました。
「ストラテラ、苦くないですか?」
そうなんです。
実は、4月に溶連菌感染症にかかった際、かかりつけ小児科で処方された抗生剤(セフジニル)が苦いようで、ストラテラと一緒に飲むと、「苦くて喉が痛い」と言うほど飲みにくい状態が続いていました。
そのことを話すと、
「ストラテラと全く同じ成分で、飲みやすい薬を置いているんですが、検討されませんか?」とのこと。
ジェネリック医薬品については、賛否両論あるかもしれませんが、わたし自身、薬代削減のためにも積極的にジェネリックで処方してもらっているので、特に抵抗ありません。
ストラテラに代わる薬も、同じ成分で飲みやすいのであれば、そちらに替えてやりたい。
早速、療育センター受診時に相談したところ、スムーズに処方変更して下さいました。
内用液は、ストラテラ同様100ml入りで、備品等のサイズは若干違いますが、計量方法はほぼ同じです。
いずれも「アトモキセチン」という成分で、1mlあたり、アトモキセチン塩酸塩4.6mg(アトモキセチンとして4mg)が含有されています。
ストラテラにはありませんが、後発品の内用液のラベルには、「注意欠陥/多動性障害治療剤(選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)」としっかり記載されています。
肝心の味と匂いはというと、息子曰く、
〇ストラテラ 苦いベリー味/ツンとする匂い
〇後発品 飲みやすいぶどう味/匂いはそれほど気にならない
だそうです。
実際、わたしも少し舐めてみましたが、確かに後発品の方が味も匂いもマイルドな感じです。
これまでは、療育センターから一番近い薬局へ処方箋がFAXされ、帰り道に寄ってもらうことができました。
それが、今後かかりつけ小児科隣の薬局まで取りに行くとなると、ルートが違うので、正直手間がかかります。
しかし、小児科で処方された薬とストラテラとの飲み合わせ等、その場で相談できることが強み。
何よりも、いつも薬を飲んでいる息子のことを気にかけて下さったことが、わたしは嬉しかった。
今は、調剤薬局も選ばれる時代です。
病院や薬局にしてみたら、高価な薬を出した方が儲かるかもしれません。
実際、後発品のアトモキセチンは、先発品(ストラテラ)の約4割の薬価。
それでも、薬を飲む息子のことを考えて飲みやすい後発品を提案して下さったと思うと、なんて素敵なお仕事をされる薬剤師さんなんだろう、と感激しました。
かかりつけ薬剤師。
病気を診てくれる主治医だけでなく、安心・信頼できる薬剤師がいることは、自分にとっても、家族にとっても、とても大切なことだと思います。